これで話せる!英語スピーキングが伸びる学習法

これで話せる!英語スピーキングが伸びる学習法 学習法
英語を話せるようになりたい人必見!スピーキング力を伸ばす効果的な学習法を解説。発音・瞬間英作文・音読トレーニングで英語がスラスラ口から出るようになります!
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こんにちは、現役高校英語教師のインドリです。

英語を勉強しているのに話せるようにならない、なかなかスピーキング力が伸びない… そんな悩みを抱えていませんか?

もしかすると、あなたは「英語を話すこと」そのものを目的にしてしまっているのかもしれません。

でも、英語はあくまで手段。

話したいこと、伝えたいことがあるからこそ、英語がスムーズに出てくるのです。

また、「自分の英語は通じない」と思っている人の多くは、発音や文法の問題ではなく、声が小さく、はっきり話せていないだけかもしれません

実は、ちょっとしたコツを押さえるだけで、あなたの英語はグッと伝わりやすくなります。

私自身、最初は英語を話すのが怖くて、全然口から出てきませんでした。

単語帳で覚えた難しい単語を使おうとしたり、ネイティブのような綺麗な発音をしないといけないと思ったり、文法の間違いをしないように考えたり…。そんなことを考えているうちに、どんどん言葉が出なくなってしまったんです。

今は、自分の好きなことを語ったり、日本語なまりでも良いと思えたり、中学生の英単語で大体表せるとわかったり、わからないことは相手に聞けば良いと思えたり、ちょっと間違えても相手がくみ取ってくれると甘えられたりと、英語で話すことを楽しめるようになりました。

なので、皆さんに自分の英語が伝わる喜びを知ってもらいたいです。

この記事では、スピーキングの基礎から効果的な学習法、実践トレーニングまで 「話せる英語」を身につけるための具体的な方法 をわかりやすく解説します。

「英語が口からスラスラ出るようになりたい!」と思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

スピーキング力が伸びない原因とは?

日本人が英語を話せるようになりにくい理由

日本の英語教育は「読む・書く」が中心で、話す機会が少ないですね。

そのため、文法や単語を知っていても、口から出す練習をしていないということになります。

また、試験のための英語に慣れすぎて、「間違えてはいけない」という心理的プレッシャーもあると思います。

スピーキングで大事なのは、正確さ(accuracy )よりも流ちょうさ(fluency )です。

間違いを恐れず話してみましょう。

「知っている英語」と「使える英語」の違い

知識としての英語(インプット)と、実際に話す英語(アウトプット)との間には大きなギャップがあります。

それが「知っている単語・フレーズ」が、実際の会話で咄嗟に出てこない原因です。

これは、英語を 「理解する回路」 と 「話す回路」 が別だからです。

だからこそ、「知っている英語を、実際に口から出す練習」 が必要になるんです。

「知っている英語」か「使える英語」になれば、スピーキングの力はグッと上がります!

スピーキングを目的ではなく手段として考える 

「英語を話すこと」を目的にすると、何を話せばいいかわからなくなります。

伝えたい・話したい内容があれば、自然と英語を話したくなります

「何を話すか?」を決めると、英語が出やすくなりますし、英語を話したくなりますよ!

例えば、好きなことや日常の出来事を英語で話す練習をすると、自然とスピーキング力が伸びます。

あとで取り上げる、使いたい場面を想定した練習などはとても有効です。

スピーキングを伸ばすための意識作り

  • インプットとアウトプットのバランスを取る
  • 文法の正確さよりも「伝わる」ことを意識する
  • 1日5分でも「話す時間」を作る

英語を話せるようになるための基礎

スピーキングの土台となる3つの要素

発音

正しく発音できることがスピーキングの第一歩です。

これはリスニング力向上につながるので一石二鳥です。

決してネイティブのような発音である必要はありません。

でもローマ字読みのような発音をしていては、伝わらないです。

単語・表現力

「使う単語」を重点的に覚え、アウトプットで使う習慣をつけましょう。

瞬発力

知っている文法ルールを、実際の会話でスムーズに使えるようにするためのトレーニングが効果的です。

自信を持つことで英語が伝わりやすくなる 

自信がないと声が小さく、発音があいまいになりがちです。

実は「英語が通じない」のではなく、相手に「聞こえていないだけ」かもしれません。

はっきり大きめの声で話すだけで、あなたの英語は伝わりやすくなります。

あとでも取り上げていますが、録音して聞き返したりすると、自信がついて声も自然と大きくなります。

伝えようとする気持ちが、表情やジェスチャーにも表れ、さらに伝わりやすくなります。

発音を鍛えるトレーニング

フォニックス学習

フォニックスとは、英語のつづり(スペリング)と発音の関係のことです。

これを理解することで、ネイティブの発音に近づけることができます。

短母音
綴り発音単語(基礎)単語(発展)ポイント
a/æ/cat, mapdrastic, faculty「ア」と「エ」の中間
e/e/bed, pentend, premise日本語の「エ」に近い
i/ɪ/sit, winintrinsic, vivid「イ」と「エ」の中間
o/ɒ/hot, topoptimal, acknowledge口を丸めた「オ」
u/ʌ/cup, funsubtle, abundant「ア」と「オ」の中間
長母音と二重母音
綴り発音単語(基礎)単語(発展)ポイント
ai, ay/eɪ/rain, playsustain, fate“ai” “ay” は「エイ」と発音
ee, ea/iː/see, treeperceive, elite“ee” “ea” は長い「イー」
oa, ow/oʊ/boat, snowprovoke, motion“oa” “ow” は「オウ」
i_e, y/aɪ/time, skyrely, vibrant“i_e” “y” は「アイ」
ou, ow/aʊ/house, cowprofound, encounter“ou” “ow” は「アウ」
子音の発音
綴り発音単語(基礎)単語(発展)ポイント
sh/ʃ/ship, shecrucial, negotiate「シュ」と発音
ch/tʃ/chin, muchachieve, approach「チュ」と発音
th/θ/think, baththesis, authentic舌を歯に挟む「ス」音
th/ð/this, thattherefore, though舌を歯に挟む「ザ」音
ng/ŋ/sing, longlinguistic, strengthen鼻に抜ける「ング」
フォニックスをマスターするメリット
  • 発音・リスニング・スペリング・語彙力が大幅に向上
  • 英語試験やスピーキングの評価が上がる
  • ネイティブの英語がよりスムーズに聞き取れるようになる

フォニックスは「発音」と「つづり」を結びつける超重要スキルです!

音読

文字と音を繋げるトレーニングで、非常に大事です。

音読のやり方

  • 意味がわかる文章でやる。
  • 声に出す(小さな声でもOK)
  • 同じ文章を何度も読む。

音読は、文字と音を繋げるトレーニングですが、声に出すことで返り読みを防ぐ効果もあります。

そのために意味がわかる英文である必要があります。

返り読みをしないで英文を読めるようになると、読む速度がぐーんと上がります。

市販のリーディング教材を買う場合は、必ずモデルリーディングの音声がついているものを選びましょう。

シャドーイング

文字は見ずに、聞こえてくる音声を聞こえてきたまま少し遅れて繰り返すことで、英語の音声を細かく聞き取れるようになるトレーニングです。

聞こえてきたまま繰り返すので、自然な話し方や表現が身につき、スピーキングに効果的です。

実は私も、授業中生徒がリスニングをしているときにこっそりシャドーイングをしています。

オーバーラッピング

聞こえてくる音声とほぼ同時に音読をします。文字を見ながらシャドーイングをするトレーニングです。

これらのトレーニングを通して、英語のイントネーションや強形・弱形を身につけることができます

音読、シャドーイング、オーバーラッピングについては、以下の記事でも扱っているので、参考にしてください。

スピーキング力を効率的に伸ばす学習法

アウトプットを増やすコツ

インプットであるリスニングが得意な人でも話せない人は多くいます。

「知っている」を「使える」に変える練習が必要です。

日常の中で英語を話す習慣を作りましょう。

スピーキング練習の具体的な方法

音読トレーニング

簡単な英文を何度も音読して、英語の言い回しに慣れる

初めはゆっくり→徐々にスピードアップ

瞬間英作文

「日本語→英語」にすぐに変換する練習

「朝ごはんを7時に食べた→I ate breakfast at 7.」のようなシンプルな文から始める

ロールプレイ

実際の会話を想定してやり取りを練習する

例:「料理の注文」

  • 店員: Are you ready to order? (ご注文はお決まりですか?)
  • あなた: Yes, I’ll have a cheeseburger and a Coke, please.(はい、チーズバーガーとコーラをお願いします。)
  • 店員: Would you like fries with that? (フライドポテトはいかがですか?)
  • あなた: Yes, please. / No, thank you.(お願いします。 / いりません。)

店員側も使えるようになると、アルバイトをしても怖くないですね。

その他、自己紹介・趣味・日常の出来事を話すシュミレーションも実用的です。

“Hi, I’m Indri. I love watching movies!”

“Yesterday, I went to a cafe with my friend.”

便利なフレーズを「使い回し」するのも上達のコツです。

“How was your weekend?” → “How was your test?” 

英語を話す環境を作る方法

低コストのオンライン英会話が今はたくさんあります。

英語で日記や投稿をして、コメントをもらうのもモチベーションが上がります。

1日5分でも英語を話す時間を作る。

  • 朝、今日の予定を英語で考える
  • 夜、今日の出来事を英語でつぶやく

スピーキング力をさらに伸ばすために

ネイティブの話し方を真似る

私自身、ドラマや映画で観たシーンをよくモノマネしてペラペラになった気分でいたものです。

「カタマリで覚える」フレーズ学習

文法的には正しくても、あまり使われない表現もあります。

よく使われる表現を定型文としてマスターすれば、自然な会話ができます

“It is difficult for me to decide.”

“It’s hard to choose!”

レストランのメニューを見てどれも美味しそうなときや、お店でたくさんの商品から1つを選ぶのが難しいときに使えます。

イントネーション・リズムを意識する

フレーズをリズムで覚えることで、強形や弱形を身につけることができます。

  • What are you going to do?→「ワラガナドゥ?」
  • What do you want to do? → 「ワダヤワナドゥ?」

よく使われる表現をマスターする

「How are you?」に対する自然な返答

“I’m fine, thank you.”(不自然)

“Pretty good!” / “Not bad!” / “Same as usual.”

スピーキングを伸ばし続ける学習法

録音する

少し恥ずかしいですが、音読やシャドーイングしているものを録音して聴き比べると効果的です。

英語日記をつける

まずは書くことに慣れると、自信を持って話せるだけでなく、瞬間英作文に近づいていけます

音声入力

音読を楽しみながらやりたい、どれくらいうまく話せているか確かめたい人にお勧めなのが、スマホなどにある音声入力です。

原稿通りに音声入力ができたら合格です。

うまく発音できなかったところもすぐにわかります。

個人的にはこれが好きです。英語原稿を完全再現できるかゲーム感覚でやっています。

上級者向けトレーニング

映画やドラマのセリフを自分のものにしましょう。

こちらも私は楽しくて結構好きです。

サブスクリプションなどのコンテンツを英語音声と英語字幕に設定できます。

これを活用して自然な会話のオーバーラッピングやシャドーイングをしてみましょう。

まとめ:話せる英語を身につけるために

  • 話す量を増やすことが最優先
  • 「シンプルな英語で伝える」意識を持つ
  • 間違いを気にせず、英語を話す場面を増やすことがカギ!
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