こんにちは、現役高校英語教師のインドリです。
英検®︎の二次試験に不安を感じている人は多いと思います。今回は、その不安を少しでも和らげ、自信を持って本番に臨めるように、実践的な記事をお届けします。
この記事では、私の多くの生徒からの声をもとに、英検®︎でよく見られる表現や答え方を整理しました。効率的かつ効果的に準備を進めるためのヒントが満載です!
今回は、3級・準2級・準2級プラス・2級に共通する「アティチュード(態度)」と「音読」について解説します。その他の質問(Question)については、各級ごとの対策記事をご参照ください。下に「Question No.1」のリンクを掲載しています(近日公開予定)。
アティチュード
「アティチュード」は直訳すると「態度」ですが、ここでは英語で積極的にコミュニケーションを取る姿勢のことを指します。入室から退室まで、積極的な態度を心がけましょう!
声の大きさ
モゴモゴせず、はっきりとした大きな声で話しましょう。
小さな声で何を言っているか聞き取れないと、評価が下がることがあります。
あいさつと返事
入室時は、自分から大きな声であいさつを!
面接官の発言にも、しっかり言葉で返事をしましょう。うなずくだけでは減点の対象になることもあります。
【よくあるやりとり】
May I come in?
Yes, please.
Good morning.
Good morning. Please have a seat.
Thank you.
Can I have your card, please?
Yes. Here you are.
This is the Grade 2 test. OK?
Yes.
How are you?
I’m fine.
May I have the card back, please?
Yes. Here you are.
Have a nice day. Good-bye.
Thank you. You too. Goodbye.
積極性が大切ですが、自己紹介を始めたり、余計に話したりする必要はありません。
あくまで自然な会話の流れを意識しましょう。
音読
発音のポイント
カタカナ語
日本語と英語では発音やアクセントが異なる単語があります。
例:
computer(コンピューター → カンピュータァ)
chocolate(チョコレート → チャクラット)
restaurant(レストラン → レストゥラン(ト))
複数形
名詞の複数形の語尾の -s/-es の発音を忘れずに。直前の音によって /s/, /z/, /ɪz/ の3種類があります。
例:
cats(キャッツ) → /s/(無声音の後):parents, instruments, cakes
dogs(ドッグズ) → /z/(有声音の後):centers, customers, theaters
buses(バスィズ) → /ɪz/(s, sh, ch, x, z で終わる名詞):places, services, companies
三人称単数現在形
三人称単数現在の動詞の語尾の -s/-es を忘れずに。こちらも /s/, /z/, /ɪz/ の3種類に分かれます。
例:
likes(ライクス) → /s/(無声音の後):helps, makes, laughs
plays(プレイズ) → /z/(有声音の後):means, drives, calls
watches(ウォチィズ) → /ɪz/(sh, ch, x, s, z で終わる動詞):teaches, fixes, misses
過去形・過去分詞
動詞の過去形・過去分詞の語尾の -d/-ed を忘れずに。発音は直前の音によって /t/, /d/, /ɪd/ の3種類に分かれます。
例:
worked(ワークト) → /t/(無声音の後):watched, talked, walked
played(プレイド) → /d/(有声音の後):delivered, called, lived
wanted(ウォンティッド) → /ɪd/(tまたはdで終わる動詞):crowded, started, needed
20秒間の黙読のときに、こういった単語を見つけたら、音読の時に気をつけて発音しましょう!
イントネーション(抑揚)
単語単体の発音だけでなく、文全体のイントネーションも大切です。
特に、意味の区切れごとに区切って読むこと(フレーズ読み)が高得点につながります。
20秒間の黙読では、内容をできるだけ理解しましょう。
焦らず、意味を感じ取りながら音読することが大事です。
「速く読む≠流ちょう」です!
むしろ速く読もうとして単調になってしまうと、評価が下がる可能性があります。
音読の効果的な練習方法
音読力を高めるには、音と文字を結びつける練習と同時に、耳を鍛えるリスニング練習も必要です。
おすすめの練習方法は以下の3つです:
- オーバーラッピング:音声と同時に読む
- シャドーイング:音声のすぐ後を追って読む
- ディクテーション:聞こえた音を文字に書き取る
これらの方法については、下記のリスニング記事で詳しく解説しています。ぜひご活用ください!
では続いて、音読したパッセージに関する各級のQuestion No.1対策記事をご覧ください(近日公開予定)!
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