接尾辞で覚える!効率的英単語学習法

接尾辞で覚える!効率的英単語学習法 単語
接尾辞で覚える!効率的英単語学習法
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こんにちは、現役高校英語教師のインドリです。

「英単語は丸暗記」「覚えてもすぐ忘れる」そんな悩みを持っていませんか?

実は、英単語は「意味のカギ」を知ればラクに覚えられるんです!

この記事では、「接尾辞」を使った効率的な英単語学習法を紹介します。

知らない単語でも意味が推測できるようになり、語彙力がアップします!

この記事で得られるもの

  • 脱丸暗記をして効率的な英単語学習法がわかる。
  • 接尾辞の仕組みがわかる。
  • 接尾辞の代表的なものを理解する。

なぜ効率的な英単語学習が必要なのか

図のように、中学と高校では覚える単語の種類が違います。

中学では生活に密着した基本語が中心でしたが、高校では抽象的で概念的な単語が増えます。

中学までの単語の学習方法では通用しなくなってしまいます。

そこで、接尾辞を使った効率的な英単語学習が必要になります。

接尾辞とは

接尾辞とは、単語の語尾に付け加えることで意味や品詞を変化させる部分のことです。

例えば、以下のような単語が接尾辞によって変化します。

  • happy(形:幸せな) → happiness:幸せ)
  • read(動:読む) → readable:読める)
  • use(名:使用) → useless:役に立たない)

また、単語の先頭につくものを接頭辞と言います。

「頭」と「尾」の違いですね。

接頭辞については、下の記事を参考にしてください。

最重要な接尾辞

接頭辞に比べて、意味の変化よりも品詞が変わることが多いです。

そのため、ここでは品詞の変化毎にまとめます。

どれもよく使われ、知っていると意味を推測しやすいものばかりです。

名詞を作る接尾辞

接尾辞
-er / -orteacher(教師), actor(俳優), singer(歌手), driver(運転手), creator(創造者), inventor(発明家), translator(翻訳者)
-istartist(芸術家), pianist(ピアニスト), scientist(科学者), journalist(ジャーナリスト), dentist(歯医者), violinist(バイオリニスト)
-tion / -sioninformation(情報), decision(決定), education(教育), revolution(革命), communication(コミュニケーション), conclusion(結論), expansion(拡大)
-mentimprovement(改善), development(発展), agreement(合意), achievement(達成), encouragement(励まし), government(政府)
-nesshappiness(幸福), darkness(暗さ), kindness(親切), sadness(悲しさ), weakness(弱さ), brightness(明るさ), awareness(意識)
-ity / -tyability(能力), reality(現実), activity(活動), creativity(創造性), sensitivity(感受性), clarity(明確さ), simplicity(簡潔さ)
-agemarriage(結婚), courage(勇気), storage(貯蔵), percentage(割合), coverage(報道), advantage(利点)
-ence / -ancedifference(違い), existence(存在), importance(重要性), performance(演技), appearance(外見), experience(経験), dependence(依存)

形容詞を作る接尾辞

接尾辞
-able / -iblereadable(読める), visible(見える), comfortable(快適な), understandable(理解できる), breakable(壊れやすい), flexible(柔軟な), edible(食べられる)
-fulbeautiful(美しい), useful(役に立つ), hopeful(希望に満ちた), powerful(強力な), painful(痛みを伴う), thoughtful(思慮深い)
-lesshomeless(家のない), careless(不注意な), fearless(恐れのない), useless(役に立たない), hopeless(絶望的な), powerless(無力な), endless(終わりのない)
-ousfamous(有名な), dangerous(危険な), nervous(緊張した), mysterious(神秘的な), generous(寛大な), poisonous(有毒な), various(さまざまな)
-alnatural(自然の), personal(個人的な), cultural(文化の), historical(歴史の), emotional(感情的な), professional(専門的な), physical(身体の)
-icscientific(科学の), artistic(芸術的な), energetic(エネルギッシュな), dramatic(劇的な), poetic(詩的な), classic(古典的な)
-iveactive(活動的な), creative(創造的な), effective(効果的な), attractive(魅力的な), expensive(高価な), responsive(反応のよい)

動詞を作る接尾辞

接尾辞
-ize / -isemodernize(近代化する), realize(実現する), organize(組織する), specialize(専門にする), maximize(最大化する), advertise(広告する), memorize(記憶する)
-enwiden(広げる), shorten(短くする), deepen(深める), strengthen(強化する), weaken(弱める), heighten(高める), brighten(明るくする)
-ifysimplify(単純化する), clarify(明確にする), identify(識別する), justify(正当化する), modify(修正する), amplify(増幅する)

副詞を作る接尾辞

接尾辞
-lyquickly(素早く), happily(幸せに), easily(簡単に), carefully(注意深く), beautifully(美しく), naturally(自然に), suddenly(突然)
-ward(s)forward(前方へ), backward(後方へ), upward(上向きに), downward(下向きに), outward(外側へ), inward(内側へ)
-wiseclockwise(時計回りに), otherwise(さもなければ), lengthwise(縦に), widthwise(横に), healthwise(健康面で)

まとめ

覚えるべき単語はたくさんありますが、共通項を見つけることで効率的な単語学習が可能になります。

接尾辞を学ぶことで

  • 知らない単語でも意味を推測できる!
  • 語源から覚えると単語が忘れにくい!
  • 単語の成り立ちが分かると、英語の構造が理解しやすくなる!

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