こんにちは、現役高校英語教師のインドリです。
「英作文で何を書けばいいかわからない……」
「理由が思いつかない。」
「毎回点数が安定しない。」
そんな悩みを抱えていませんか?
英検®の英作文は、書き方の型と考え方を身につければ、安定して得点できるようになります。逆に、何となく書き始めてしまうと、内容がまとまらず、思わぬ減点につながることも少なくありません。
この記事では、自分の意見とその理由を英語で述べる「英作文」の対策を解説します。
最後には、各級の詳しい対策記事も紹介していますので、自分の受験級に合わせて学習を進めてください。
なお、英検®のライティングには、級によってEメールや英文要約など、異なる形式の問題もあります。それぞれの問題形式に合った対策が必要です。
受験級ごとの詳しい対策は、こちらの記事をご覧ください。
▶【英検®準2級英作文対策】練習問題・模範解答付き!書き方を徹底解説
▶【英検®準2級プラス英作文対策】練習問題・模範解答付き!書き方を徹底解説
▶【英検®2級英作文対策】練習問題・模範解答付き!書き方を徹底解説
英作文対策に加えて、合格に向けてほかの問題形式にも取り組むことが大切です。単語・文法などの基礎固めや、ほかの問題の演習にも活用できる教材を探している方は、こちらもチェックしてみてください。
本記事で使用している「英検®」は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
本コンテンツは、同協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
英検®英作文とは?
英検®のライティングでは、自分の意見を英語で書く「英作文」が出題されます。
級によってテーマや語数は異なりますが、
という基本的な考え方は共通しています。
各級の英作文の違い
| 級 | 語数の目安 | テーマ | 理由の考え方 |
|---|---|---|---|
| 準2級 | 50〜60語 | 身近 | 自由な2つ |
| 準2級プラス | 50〜60語 | 身近だが少し発展 | 自由な2つ |
| 2級 | 80〜100語 | 社会的 | 自由な2つ |
| 準1級 | 120〜150語 | 社会的・時事的 | 与えられた4つのPOINTSの中から2つ |
準2級から2級では、意見・理由・補足説明を順序よく書くことを意識しましょう。
準1級では、Introduction(序論)、Main Body(本論)、Conclusion(結論)の3段落構成を基本にすると、論理の流れを整理しやすくなります。
英検®英作文の採点基準
英作文は主に次の4つの観点で評価されます。
① 内容
質問に正しく答え、理由が十分に書かれているかを評価します。
② 構成
文章の流れが自然で、読みやすく整理されているかを評価します。
③ 語彙
適切な単語や表現が使われているかを評価します。
④ 文法
文法や語法を正しく使えているかを評価します。
高得点を取るには、どれか一つだけではなく、4つをバランスよく意識することが大切です。
英作文を書く4ステップ
STEP1 まずは自分の意見を決める
最初に「Yes」か「No」か、「賛成」か「反対」かを決めましょう。
迷って時間を使うよりも、理由を書きやすい方を選ぶことが大切です。
STEP2 理由を2つ考える
英作文では、理由を2つ述べる問題がほとんどです。
級によってテーマや語数、問題の指示は異なりますが、英作文では、自分の意見を明確にし、その意見を支える理由を具体的に説明することが大切です。
理由を2つ求められる問題では、それぞれの理由が自分の意見を支えているかを確認しましょう。
意見を決めたら、次に理由を考えましょう。
理由が思いつかないときは、次の3つの視点から考えてみてください。
- 時間・お金:時間やお金を節約できるか
- 便利さ・効率:生活や学習が便利になるか
- 人・社会への影響:人々や社会にどのような良い影響があるか
例えば、「学校でオンライン授業を増やすべきか」というテーマなら、次のように考えられます。
- 理由 1:Students can save time because they do not have to travel to school.
- 理由 2:Students can review lessons at their own pace.
このように、最初から英語で考える必要はありません。まずは日本語で理由を考え、それを簡単な英語に直していきましょう。
大切なのは、立派な理由を考えることではなく、自分が英語で説明できる理由を選ぶことです。
STEP3 型に当てはめて書く
英作文は、毎回違う文章を書く必要はありません。
基本の型を使えば十分です。
I think …
First, …
Second, …
For these reasons, …
この型を繰り返し練習することで、書くスピードも速くなります。
オンライン授業の例で考えてみましょう。
QUESTION: Do you think more schools should use online classes?
I think more schools should use online classes.
First, students can save time because they do not have to travel to school.
Second, they can review lessons at their own pace.
For these reasons, I think more schools should use online classes.
意見 → 理由1 → 理由2 → 結論、という流れが見てわかります。
STEP4 最後に必ず見直す
書き終えたら、そのまま提出してはいけません。
最後に必ず見直しをしましょう。
特に確認したいポイントは次の5つです。
わずか1〜2分の見直しで防げるミスは意外と多くあります。
高得点を取る5つのコツ
① 難しい表現より正確な英文を書く
難しい単語を使うよりも、知っている英文を正確に書く方が高評価につながります。
② 最初に自分の意見を明確にする
最初に自分の意見を書き、そのあとに理由を述べることで、読みやすい文章になります。
③ ディスコースマーカーを活用する
文章の流れを良くするために、
- First
- Second
- Also
- For example
- Therefore
などを積極的に使いましょう。
④ 理由には補足説明を加える
理由だけでは内容が薄くなります。
理由を書いたら、一文程度の具体例や補足説明を加えることを意識しましょう。
⑤ 使い慣れた表現を自分のものにする
英作文では、毎回新しい表現を使う必要はありません。
まずは、I think …、One reason is that …、For example, … などの基本表現を正確に使えるようにしましょう。
同じ表現を使い慣れることで、文法ミスを減らし、内容を考えることに集中しやすくなります。ただし、文脈に合わない表現を無理に使う必要はありません。
基本表現を使って何度も練習し、自分で使える表現を増やしていきましょう
よくある失敗
英検®の英作文では、英文を書くことだけでなく、内容や構成、文法などにも注意する必要があります。ここでは、よくある失敗とその対策を紹介します。
理由が1つしか書かれていない
理由を2つ求められる問題では、指定された数の理由を書くことが大切です。
理由が1つしか書かれていないと、内容の評価が下がる可能性があります。
書き始める前に、理由を2つ考え、それぞれが自分の意見を支えているか確認しましょう。
具体例だけで理由になっていない
具体例は、理由をわかりやすく説明するためのものです。
例えば、「オンライン授業を増やすべきだ」という意見に対して、次のような書き方が考えられます。
- 理由: Online classes can save students time.
- 具体例・補足説明: They do not have to spend time traveling to school.
このように、まず理由を述べ、そのあとに具体例や補足説明を加えると、説得力のある英文になります。
構成を考えずに、いきなり書き始める
「とりあえず書き始めよう」と考えてしまう人は少なくありません。
しかし、構成を考えずに書き始めると、次のような失敗につながります。
- 途中で意見が変わってしまう
- 理由が自分の意見を十分に支えていない
- 文章全体のまとまりがなくなる
書き始める前に30秒〜1分ほど時間を使い、「自分の意見」と「理由2つ」を簡単にメモしておきましょう。
これだけでも、最後まで一貫した英作文を書きやすくなります。
語数を確認していない
語数が指定の範囲から外れると、評価に影響する可能性があります。
書き終えたら、問題文で指定された語数の範囲内に収まっているか、必ず確認しましょう。
語数を数える時間も考えて、余裕を持って書き終えることが大切です。
書いた英文を見直していない
英作文では、内容を考えることに集中するあまり、文法やスペルなどの確認がおろそかになりがちです。
最後に見直しの時間を確保し、次のポイントを確認しましょう。
- 主語と動詞は正しく対応しているか
- 三単現の -s を付け忘れていないか
- 時制は適切か
- 冠詞(a・an・the)は正しく使えているか
- スペルミスはないか
- 語数は指定の範囲内か
英作文は「書き終えたら完成」ではなく、「見直しまで終えて完成」です。
級別の英作文対策はこちら
受験級ごとの詳しい対策は、こちらの記事をご覧ください。
▶【英検®準2級英作文対策】練習問題・模範解答付き!書き方を徹底解説
▶【英検®準2級プラス英作文対策】練習問題・模範解答付き!書き方を徹底解説
▶【英検®2級英作文対策】練習問題・模範解答付き!書き方を徹底解説
まとめ
英検の英作文は、決して「英語が得意な人だけができる問題」ではありません。
大切なのは、
という基本を繰り返し練習することです。
まずは自分の受験級の対策記事で、練習してみましょう。

